大浦ごぼうバルサミコ煮。黄人参を添えて。。。
ぶっとくて空芯が特徴の大浦ごぼう。時は10世紀、藤原秀郷が戦の前に成田山新勝寺に祈願した際、大浦ごぼうで宴をした。対戦相手は平将門、見事に勝利し、のちに大浦ごぼうは「勝つごぼう」とも呼ばれるようになります。以来、縁起物として成田山新勝寺に毎年末に奉納されるようになったそうです。それをイタリア産のバルサミコ酢を主体に調味した汁でじっくりと6時間ほど煮ました。黄色い人参は「ジョーヌ・ド・ドゥー」というフランスの品種。ささがきにし、1分塩茹で。日本の冬の大地(つくばの畑)で育った根菜が、ほのかな土の香りを放つ日仏伊出会いの逸品です。
大浦ごぼう
大浦ごぼうは千葉県匝瑳市大浦地区の特産の巨大ごぼうです。成田山新勝寺では900年代から精進料理の素材として食されているそうです。今では成田山周辺でお正月の名物料理として振る舞われているそうです。胴回りは30cmにも達し、中は空芯で、輪切りにした断面は楕円形であることが特徴で、正円であるものは出来損ないと評価されるそうです。栽培方法も独特で、栽培中、土を掘り、脇根を取り除いて形を整える作業を行います。1本1本、大切に栽培されいる貴重な農産物です。
黄人参「ジョーヌ・ド・ドゥー」
ジョーヌ・ド・ドゥーはフランスのドゥー県の品種。冬の寒さに強く、つくばの冬でもよくできる人参です。黄色の発色が良く、皿の上の彩りにも美しく映えます。