エルブ・ド・マヤ Herbes de MAYA

畑の片隅のつくば石の間で強く生きるセージ、後ろにはレモンバーム。
畑の片隅のつくば石の間で強く生きるセージ、後ろにはレモンバーム。

2008年、茨城県でボタニカル・ライフを始めてから数年間、時々、畑の片隅で輝いていたハーブ達。その生命力の強さや美しさにはいつも心を動かされていました。小さくてもいいから、いつかハーブ・キッチンガーデンを持ちたいと思っていました。ハーブは強い香りと力を秘めているので、少量で楽しめます。だから小さいガーデンでもとても頼りになります。

 そして2018年、引越しを機に念願のハーブ・キッチンガーデンを始めました。モサモサに茂った雑草を刈り取り粉砕し、ドクダミの地下茎を細切れにして、独自のオーガニック肥料を土に混ぜて、ハーブ苗を植えました。このハーブ達から生まれるキッチンの奇跡に心ワクワクです。

 

 

エルブ・ド・マヤ マヤ・セレクトのブレンド・ハーブ
エルブ・ド・マヤ マヤ・セレクトのブレンド・ハーブをブーケにして部屋に飾ります

エルブ・ド・マヤとは、フランス語で herbes de Maya 。マヤのハーブという意味。パリ・コレ時代に何度か食べたプロヴァンス料理に使用されていたブレンド・ハーブ「エルブ・ド・プロヴァンス」にインスパイヤされました。現在のエルブ・ド・プロヴァンスはブレンドの調合が標準化されていますが、昔は料理人のさじ加減でブレンドしていたということ。エルブ・ド・マヤは昔の方法を習って、キッチンガーデンで元気なものをチョイスしてブレンドします。フレッシュが盛んな季節はフレッシュのみで、フレッシュが少ない季節には、春夏の間に干しておいたドライ・ハーブを混ぜてブレンドします。例えば初秋のハーブ・オイルは7~8種類のフレッシュ・ハーブを浸け込みました。複雑な香りが、料理に品格を持たせ、地中海沿岸の風景を思い起こさせてくれます。キッチンの奇跡の始まりです。

 

天高く マヤ放つ 愛
天高く マヤ放つ 愛
イタリアントマト「コストルト・フィオレンティーノ」
イタリアントマト「コストルト・フィオレンティーノ」