巨峰餅のお雑煮。カーヴォロ・ネロ、チーメ・ディ・ラーパ、ジョーヌ・ドゥ・ドゥー、プンタレッレと共に。。。
長野県東御市産の巨峰餅を雑煮に仕立てました。つくばの地(畑)に揃った冬の西洋野菜と共にいただきます。焼き餅を中心に、茹で時間の異なる野菜たちを、昆布と鰹節とマッシュルームでとった出汁を、煮切り酒で割って、塩で味をつけた地(スープ)でまとめました。地で育った野菜を和食の地でいただく、シンプルで大胆、かつ和食の奥深さを感じる逸品です。。。
カーボロネロ
イタリアのトスカーナ州の「リボリータ」という料理で知られた野菜。和訳は「黒キャベツ」。球にならないタイプのキャベツで、青汁で知られたケールに近いので、栄養価が高いそうです。零下の朝、葉が凍りついても枯れない。それどころか、旨味を増す。強靭な葉は煮崩れしにくいので、煮物や炒め物に合う素材です。
チーメ・ディ・ラーパ
イタリアのプーリア州の「オレキエッテ・コン・チーメ・ディ・ラーパ」というパスタ料理がよく知られています。見た目は日本のナバナと同じようです。日本のものは春が盛りですが、これは冬の訪れと共に花をつけます。気の早い「江戸っ子」にはもってこいの野菜かもしれません。
ジョーヌドドゥ
フランスのドゥー県で古くから栽培されている黄色い人参。甘みもあり食べやすいです。
プンタレッレ
イタリアのラツィオ州ローマの代表的な冬のサラダ「プンタレッレ・アッレ・アッチューゲ」というアンチョビ風味の伝統食に使われる野菜。チコリーの1種で、もう少し成長すると見た目がアスパラガスに似ていることから、別名チコリア・アスパラーゴ(アスパラガス・チコリー)とも呼ばれます。