ビーツ、海老芋、金時人参、サボイキャベツとフィノキエットのお雑煮。玄米餅で。。。。
ひとつひとつ別々に調理した素材を、焼いた玄米餅に寄せて、日本酒、ソービニオンブランの白ワイン、アルカリイオン水、昆布、ミネラル塩で整えた出汁をはりました。ビーツの色素が溶け出して、彩り鮮やかに仕上がります。。。
ビーツ「デトロイト」
ロシア料理のボルシチの材料として知られるビーツ、和名は火焔菜。根元の球体から生えた赤い葉茎が、吹き出る火焔のように見えることから、その名がついたという説があります。可食部の球体も赤いのですが、この色素はベタシアニンといい高い抗酸化作用があるそう。他の野菜にはない栄養素が多く含まれスーパーフードの一つとして「食べる輸血」などの代名詞があるほど。独特な甘みもあり、口にも体にも美味しい野菜です。。
里芋「エビ芋」
里芋は子芋孫芋をたくさんつけて繁殖していくため、子孫繁栄につながるとして縁起のいいものとして、祝い事の席で供されてきた日本の風物詩の一つ。エビ芋はサトイモ「唐の芋」の子芋をエビのような形状に栽培したもの。京都の伝統野菜の一つで、京都の郷土料理「いもぼう」には欠かせない存在。肉質は粘質で口の中でまったりとろけるような感覚で、上質の里芋とされています。
人参「金時人参」
江戸時代に日本にやってきた東洋種ニンジンの1種。東洋種は姿が長く、肉質が柔らかい。収穫にはとても手間がかかる野菜です。金時人参は京都では「京人参」、大阪では「大阪人参」と呼ばれ、年の瀬には店先に一斉に並べられる日本の風物詩の一つ。色は通常の人参と異なり、鮮紅色で色素はリコピンと呼ばれる抗酸化物質。そうトマトと同じあのリコピンです。
サボイ・キャベツ
縮れた葉が特徴のサボイキャベツ、フランスのサボア地方で生まれたとされることから、その名がついたそうです。日本では、その姿から「ちりめんキャベツ」とも呼ばれます。水分が少なく、繊維質がしっかりとしているため、煮物に最適で、ロールキャベツやポトフなどで食されてます。
フィノキエット(ワイルド・フェンネル)
通常販売されているフローレンス・フェンネルは、冬には枯れてしまいます。このワイルド・フェンネルは地面に這うように葉柄を広げ、凍てつく零下でも元気に生育しています。この時期、その香りは力強い生命力を感じさせてくれます。